Katerial(カテリアル)も応援する「17ans [ディセタン] 」
2023年9月上旬、山梨県立農林高校の食品化学科31人の3年生が、2年生時のワイン醸造の授業で製造したワイン、「17ans [ディセタン] 2022年ヴィンテージ」がお披露目されました。
「17ans [ディセタン] 」とは、フランス語で「17歳」を意味し、ワインを製造した生徒の年齢にちなんでいます。
「17ans [ディセタン] 」プロジェクトについての詳細はこちら
「17ans [ディセタン] 」プロジェクトにカテリアルも販売協力として参画し、公式オンラインショップで「山梨県立農林高校ワインシリーズ」を販売しています。今年も早期の完売が予想されますので、興味をお持ちの方はぜひお早めにご購入ください。
毎年異なるワインラベルのデザインは、生徒が自分達でアイデアを出し合い製作しています。表ラベルには、日々の「学習机で学ぶ風景」が描かれ、裏ラベルには、製造したワインのイメージを擬人化させたキャラクターが掲載されています。またQRコードにアクセスすると、学校紹介やワイン製造の様子を撮影したムービー、ワインに合う料理のレシピなどの紹介を見ることができますので、ぜひ購入された際はこちらも注目してご覧ください。
北杜市明野町「マルスラン100%」ワインにも挑戦
2022年ヴィンテージは昨年同様、甲州、マスカット・ベーリーA、シャルドネ、ロゼの5品種に加え、北杜市明野町で栽培・収穫を行なった「マルスラン」という日本では珍しい品種のワイン醸造にも挑戦しています。
この品種の特徴である果皮の旨味を引き出すためにアルコール発酵前に短期間の果皮浸漬を実施しました。心地よい渋みと豊富な酸味が印象的な辛口白ワインです。
使用品種:甲州100%・甲州市勝沼町藤井地区
醸造方法:ステンレスタンクにて発酵と約5か月の熟成
タイプ:辛口・白
アルコール分:12.0%
17ans -ディセタン-マスカット・ベーリーA 375ml
9月下旬収獲の完熟ブドウを仕入れて醸造しました。軽快なタンニンと淡い色調、イチゴキャンディーの香りが特徴です。この品種の特徴をストレートに表現したライトボディの辛口赤ワインです。
使用品種:マスカット・ベーリーA100%・韮崎市上ノ山地区
醸造方法:ステンレスタンク発酵、2/3を新樽・1/3をステンレスタンクで7か月熟成
タイプ:辛口・赤
アルコール分:11.0%
山梨県内で栽培面積が増えているマルスラン種を100%使用した珍しい赤ワインです。適度に抽出されたタンニンと豊富な酸が、明野町の冷涼な気候を表現しています。
使用品種:マルスラン100%・北杜市明野町
醸造方法:ステンレスタンク発酵、1年使用樽で7か月熟成
タイプ:辛口・赤
アルコール分:11.0%
仕込みでは、異なる品種を原料段階で混ぜて発酵させる「混醸法」を用いました。マスカット・ベーリーAの厚みや香りと、甲州種の酸やわずかな苦みが融合しました。さらにオーク樽での発酵・熟成が味わい全体に丸みをもたらしています。
使用品種:マスカット・ベーリーA77%・韮崎市上ノ山地区
甲州13%・甲州市勝沼町藤井地区
醸造方法:マスカット・ベーリーAと甲州の果汁をブレンドし、フレンチオークの古樽で発酵・熟成
タイプ:辛口・ロゼ
アルコール分:10.5%
「育む」ということを教えてくれる高校生ワイン
山梨県立農林高校ワインシリーズは、生徒が日々ワインについて学びながら、自身や故郷を見つめ、ワインというプロダクトを通して何を伝えたいのかを考えることを学びます。完成されたワインの品質の高さから、海外のお客様からも「もっと値段を上げるべきだ」と高い評価を受けているそうです。
毎年ワイン造りを手掛ける生徒が変わる中で、販売協力として応援する私たちカテリアルも、今年はどんなワインができたのかを心待ちにしています。
高校生活という限られた時間の中で、先輩から受け継いだ情熱を後輩たちが引き継ぎ、発信しています。こうして生まれた山梨県立農林高校の “ 情熱と青春 ” が詰まったワインをぜひご賞味ください。